嫌われる勇気 自己啓発の源流下「アドラー」の教え

「嫌われる勇気」タイトルだけで、私がずっと思っていたのが「好き嫌いは誰にでもある。自由にしたいのであれば、嫌われても気にするな!」といった内容だと想像していました。しかしちょっと意味合いが違いました。

他人に好かれようが嫌われようが、それは他人が決めること。自分自身行動に勇気を持つことだと思いました。とても印象に残っているフレーズがあります。

「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ますことが出来ない。」

このように全ての事を考えていかなければならない。と思いました。

・相手に何かを行動してもらうために、私自身が行動の決定権を握ってはいけない。

・相手が行動する何かを決定するのは相手自身。

・私自身は行動してもらうために支援ができるだけ。

 

自分自身、中間管理職なので、職場では出来るだけ嫌われないに越したことはない。と考えています。役職者/社員/アルバイト、常に自分の位置を確認しながら業務に取り組んでいます。上司の指示に従うことに対しては、徹底的に奉仕しつつも、いかに自分の理想も妥協しない形をとれるのか?対人関係はできているのか?行動面は出来ているのか?を再認識しました。

行動面の目標

1.自立すること 2.社会と調和して暮らせること

この行動を支える心理面の目標

1.私は能力がある、という意識 2.人々はわたしの仲間である、という意識

 

「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」の3つのポイントから、自分への執着を他者への関心に切り替えることで共同体感覚を持って、「変えられるもの」と「変えられないもの」を見極めていきます。自分が始めなければならない。他者が協力的でないとしても、それは自分には関係ない。相手が裏切るかどうかは他者の課題であって、自分の課題ではない。他者への無条件の信頼、対人関係を良くして横の関係を築いていきます。

他者を仲間だとみなすには、自己受容と他者信頼の両方が必要です。

大切なのはなにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うか。

自分が変われないでいるのは、自らに対して「変わらない」という決心を下しているからかもしれません。変わる勇気を持ち行動していきます。